【ワーホリ】経験者が語る旅行会社オフィスで働くための英語力とは?
1,044view
こんにちは!
バンクーバーでワーホリを控えている方、どんな仕事をお探しですか?
私はバンクーバーでのワーホリ時代、日系旅行会社のオフィス、美容サロンの受付、カナディアンレストランなど様々な職種で働いてきました。
今回は、たくさんの経験の中から、旅行会社のオフィスで働くということに焦点を当ててお話ししたいと思います。
カフェで働くならこちらの記事
カジノで働くならこちらの記事
※この記事ではあくまでも私の働いていた日系旅行会社をベースとしてお話します。
会社の特徴
4ヶ月のみの契約社員として雇ってもらった会社です。(7月~10月くらいまではカナダへの旅行者が多いピーク時期なので、臨時職員を募集している会社が比較的多いです。)
お客さんが来る窓口などはなく完全にオフィス、大きなビルの1室で、働いていたのは外国人が3名、日本人が18名の小さな会社です。ちなみにインターネットの掲示板にてみつけました。
今回は以下の4点についての記事を書いていきます。
目次
では見ていきましょう。
スポンサードサーチ
英語力はどの程度必要?
結論から言うと、入社にはそこまでの英語力は必要なかったです。
私が最初に働いたのは日系旅行会社でしたが、「日常会話はできる?」と聞かれただけで外国人との面接も英語の試験もなにもありませんでした。
TOEICや資格などももっていなかったので、なぜ私が受かったんだろうと思いましたが、日本で事務職として5年間働いた経歴が大きかったようです。カナダでは学歴より経験が重視されます。
とくにオフィスの仕事の場合は経歴が重視されるようです。
ただし、入社後に大変な思いをするのは自分ですので、やっぱり英語力を高めておくのは大事だと思います。せっかくのワーホリ、いい思い出にするためには英語は欠かせません。
必要な力について
私以外に契約社員は3人いましたが、彼らの当時の英語力は、私と同じくらい、TOEICで言うと650点~かなといった印象でした。実は現地に何十年と働いているお姉さんたちでも、英語が上手な訳ではありません。
ただ全員に共通して言えたことは、自分の英語力を卑下せず、どんどん喋っていたという点です。働くためには文法も大事ですが、もっと大事なのは伝える力です。
ビジネス英語についてオススメの勉強方法を紹介しているのでコチラもどうぞ!
仕事内容は?
就業時間は9時から17時15分。お昼休憩が45分という感じでした。
私の働いていたオフィスでの仕事内容は以下がメインでした。
- 加入電話の対応
- 予約の当日にホテルに食事、到着時間、宿泊日数などの再確認電話。
- カナダのホテルに予約メール。予約の管理。
- バウチャーの作成、送付
業務その① – 加入電話
勿論のことですが、英語で話せないと仕事になりません。
一番大変だったのは加入電話の対応でした。
相手が何の目的で電話してきたのかをしっかり理解し、話したい相手に電話を繋ぐ、もしくは相手が必要としている情報をしっかりと伝える。といった内容を英語で行わなくてはいけません。
「誰かわかる人に代わってくれない?」「ちゃんと理解してるの?」などと言われることもあり、何度も心が折れました。
しかし、3週間くらいしてくると、不思議なことに勇気が湧いてきます。数をこなしていくと本当に慣れてくるものです。何事もそうですが、嫌だからやらないではなく、嫌だから沢山やって苦手を克服してやろうという意気が大事ですね。
業務その② – 確認電話
内容は、簡単に言うと日本からのお客さんが今日着くのでよろしくねの電話です。
まず、ホテルのフロントが電話に出るので、担当者につないでもらいます。それから何時に何人着いて、この人はアレルギーあるから気をつけてね、あとこの二組は家族だから同じフロアにしてね、など前に伝えておいたことの再確認をします。(Reconfirm -リコンファーム- と言います。)
こちらは自分が伝えたいことを話すのみなので、加入電話に比べれば楽ですが、それでも簡単ではありません。毎日3件ほどでしたが、気合いを入れて電話していました。
業務その③ – メール
次にメールですが、そこまで難しくないです。(いざとなれば調べられますしね!)
流石に契約社員がすべて任せられる訳もないので、メール作成は私がし、送信は上司が確認して行っていました。
あとはバウチャーの作成や主に事務処理ですね。書類はすべて英語だったので、時間があるときは勉強もかねて書類に目を通したりしていました。
私の会社ではこのような仕事を行っていました。
ステップアップを目指すのであれば挑戦してみるのもいいかなと思います。
ただ、会社にもよりますが、日系なので日頃から日本語を使うため、ビジネス英語が目標の人にはお勧めですが、日常から英語を話したい人には向いてないかもしれません。
スポンサードサーチ
ビザサポートは?
最初からビザサポートをしてくれる会社はほぼ無いでしょう。
もしワーホリ期限すべてをその会社で働き、どうしてもそのままその会社で働きたく、会社でもあなたのことを必要としている場合はそのままビザサポートをしてくれる場合も十分あります。
実際にその会社で知り合った同じく契約4ヶ月の子は、契約社員からそのまま社員になり、ワーホリ終了後も就労ビザサポートをその会社で受け、現在すでに同じ会社で2年間はたらいているみたいです。
こちらは本人のやる気と、会社の意向次第ですので確実にもらえるわけではありませんのでなんともいえません。
ビザをサポートするのには、TOEFLの点数はじめ、大金や時間、様々なコストが会社にも掛かります。それが理由で会社側もビザの発行に対し慎重です。
面接の時に聞いてみるのも一つの手かもしれませんね。
日本と違って驚いたこと
まずは出勤時間です。
日本で働いていた当時私は45分前出社、上司でも20分前には居ましたが、
ここのオフィスでは9時出勤でほぼ全員5分前、早くても10分前にデスクに座るような形でした。5分くらい遅れてもあまり気にしていないようでした。
個人的にびっくりしましたが、朝が弱い私にとってはとてもありがたかったです。
次にお互いの名前を下の名前で呼んでいたことです。
私は日本で働いていたときの名残で名字で自己紹介をしましたが、下の名前に言い直されました。オフィス内でのお互いの呼び方は若い人から年配の人まで全員下の名前呼びでした。
電話でも下の名前で自己紹介、私は一人も名字を知らないまま退社しました。
最後に、皆さん感情豊かだったことです。
休みを取りたいとか何か不満があるなど上司と言い争いをしている様子も何度も見ました。わたしは陰で震えていました。
日本人の環境とはいえなかなか日本では見られない貴重な経験をさせてもらったと思います。
最後に
いかがでしたか?
今回はバンクーバーのオフィスの一例として私の経験について書きました。
ステップアップのために挑戦したオフィスの仕事ですが、人と話してないといられない私からしてみると、事務職4ヶ月という期間はかなり限界に近かったです。
一日パソコンに向き合ってるというのが初めてだったので私には合わないと実感をしましたが、ひとつ自分の弱点がまた知れた良い機会にもなりました。
無駄な経験はありません。少しでも興味があれば挑戦してみてください!