【ワーホリ体験談】映画出演アルバイト!ハリウッド映画エキストラの裏話
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こんにちは!
寒さが身にしみる季節になってきましたね。
バンクーバーに来たからには、何かバンクーバーらしい経験をしてみたかったり、一生の思い出になる様な体験をしたいと思う方は多いことでしょう。
バンクーバーではたくさんのハリウッド映画が撮影されていることは皆さんご存じでしょうか?
道を歩いていて、交通整備されているかと思えば
なんてこともよくあります。
それだけではなく、タイミングが合えばその中に入ってエキストラの一員として映画の大画面に映るということが比較的簡単にできてしまうのです。
実際、私は映画にエキストラとして計10秒程映ることが出来ました。
しかし、その裏には様々な困難や思いもよらない現実があったりします。
今回の記事では、「採用の流れ」から「現場の雰囲気」「お給料」「労働時間」など、私の実体験を元に、カナダでハリウッド映画のエキストラをしてみた話について詳しく解説したいと思います。
では、見ていきましょう!
目次
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エキストラ募集はどうやって見つけた?申請の方法は?
私がこの募集を見つけたのは、毎度おなじみのJPCanadaの求人の掲示板内です。
毎年ではないかも知れませんが、ハリウッド映画の撮影にアジア人が必要になるとこちらに募集の記事が掲載されるようです。掲載されていた記事の題は
「ハリウッド映画のエキストラ募集」
内容は、ハリウッド映画の撮影が三日間行われるのでこれに出演してくれる人を20人程度募集しているというものでした。興味を持ったのでその記事詳細を見てみましたが、コメント欄には
「この記事は偽物だ、だまされるな。」
というようなものも多々来ており、またこの記事の掲載者もそれに対して言い返しているような、正直怪しいものでした。
簡単すぎる採用
私自身も半信半疑でしたが、申請の際メールに記載するものは
- 参加できる日程
- 年齢
- 自分の顔が映っている写真
- ビザの種類、期限
のみということで、レジュメを送る必要もなく、電話番号などの個人情報についてもとくに伝える必要がありませんでした。
申請の条件は
- 働くためのビザを持っていること
- SINナンバー(社会保険番号)をもっていること
- 三日間のうちどれかの日程で参加できること
さらに面接等もなくメールで申請後OKが出た場合当日行くのみ。ということでとても簡単だったのでだまされたつもりでさっそく申請してみると、すぐにOKの連絡が来ました。
突然の召集
撮影のスケジュールというのはとても変わり易いものらしく、採用後にスケジュールについての連絡が全くなく、予定について確実な情報が入ってきませんでした。
撮影日前日にしびれを切らし、確認のメールをしてみましたが、時間どころかやるかどうかすら未定、という回答をうけました。
私の場合、メインでやっているオフィスの仕事があった為、急な日程に対応することが難しかったのですが、一生に一度の経験だと思い、悪いと思いながらも仕事を休ませてもらい映画撮影に参加しました。
ここまでが、募集がかかってから当日撮影の現場に行くまでの一連の流れです。
別に仕事がある方は、フレキシブルでなければ難しいかも知れないというのが正直なところです。事前に仕事先のマネージャーなどに相談しておくなどした方が良いかもしれません。
撮影当日の状況は?どんな現場なの?
午後1時:集合時間、場所の指示
午後4時:集合
さて、ということで仕事を早退して現場に着いてみると、体育館くらいある大きな控え室に300人程度のエキストラが集まっていました。
JPCanadaからの参加者は20名程度でしたが、プロダクションに所属している、エキストラを仕事としている人もたくさん参加しておりとてもにぎやかな控え室でした。
控え室の様子がこちら。
エキストラのためにも結構豪華なケータリングサービスが用意されており、撮影までの時間はそれを利用したり、本を読んだりゆっくりしていました。
午後7時 :移動して撮影開始
10月の寒空の中なんと夜7時から翌朝7時までの撮影でした。何度か休憩もありましたが、ほとんど外でたちっぱなしの撮影。カイロが配られたりしましたが、ヒールを履いていた私はつま先の感覚がなくなり泣きそうでした…
わたしが出演したシーンの例をひとつあげると、野次馬の一人として公衆の電光掲示板のような物を見て、リアクションをとるというものでした。大きな長方形の電光掲示板をかたどったセットが私たちの前にあり、中は緑のシートが貼っているだけなのですが、それにニュースが流れていると思って監督の指示に会わせて表情を変えるという物でした。
みんなで一斉に盛り上がって拍手したり、心配そうな顔をして電光掲示板もどきを見つめたりと、エキストラみんな一体となって楽しく撮影をしました。
また、ハリウッドの撮影といえど、エキストラたちは比較的自由なので、カメラに背を向けている人が、カメラに向いている人を笑わせようと変顔していたりなどと、映画を見ている側は知らなかったことなどが体験でき、とてもいい思い出になりました。
スクリーンでしかみたことがなかった俳優が目の前にいて、演技をしているなんてとてもできる経験ではないので、この経験は、仕事とはいえ宝物になりました!
このサイクルが2日連続で行われ、後日また同じような流れの撮影が夜10時までつづき、計3日間、36時間の仕事となりました。
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給料はどのくらいもらえるの?
当時の私の場合ですが、1時間の賃金がCAD$15でした。
ですので単純計算で3日間36時間の労働で$540ですが、ここから約$100がコミッションとしてエージェントにひかれました。最終的な手取りが約$440ですね。
また、これを仕事にしている人に話を聞いたところ、彼らの1時間あたりの給料は$12ということだったので、引かれた額を計算するとだいたい同じくらいかなと思います。
お金を稼ぐと言うよりは、新しい経験をし、さらにお金までもらえるという感覚で仕事ができればいいのではないかなと感じました。
結局どのくらいスクリーンに映った?
公開後はすぐに映画館に見に行きました。
たくさんのエキストラの中でも大画面で自分を探すのはとてもわくわくしました!2時間の映画の中でエキストラが映るシーンは合計で大体1分程。
よくエキストラのシーンを見てみると、私の姿は3つのシーンで映っており、各3秒ほどでしょうか。そのなかでも1つのシーンでは顔がはっきり映っており、一瞬だとしてもスクリーンに自分の姿が見えたことにとても感動したことを覚えています。
これも運でしょうが、撮影の際もよく映りそうなところを見極めて図々しく前に出て行っていたのでエキストラのなかではたくさん映れていた方ではないかなと思います。
せっかくつかんだチャンスはどんどん活用すべきです!
最後に
いかがでしたか?
申請には少し迷いもありましたが、冷静に損得を考えたときに、もしだまされていたとしても損することはないな、と結論をだし、申請をしてみました。
この選択により、バンクーバーでのワーホリ生活の中でも忘れがたい経験をすることができました。
あなたもせっかくバンクーバーにいるなら、日本で普通に生活していてはすることのできない貴重な経験をしてみたらどうでしょうか?
海外はエキストラのみに関わらずたくさんのチャンスにあふれています。今という時間を有効活用して、ワーホリ人生をよりよいものにしていきましょう!