【無料で泊まれる!?】Couch surfingの魅力と注意点を実体験から解説
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こんにちは!
今回は前回のアメリカ縦断ロードトリップの記事で反響の大きかった、Couch surfing という便利なサービスについてシェアしていきたいと思います。
サービスの内容は、簡単にいうと一般の方のうちへ泊まれたり、逆に自分の家に旅行者を泊めたりできる基本的に無料の200カ国以上で使われているサービスです。
世界中のいろいろな人種の人と仲良くなりたい、現地の生活を見てみたいという方にぴったりなサービスだと思います。
ただし、いい面もあれば悪い面もあります。楽しい旅を続けるためにも知っておかなければいけないこと、気をつけなければならないこともありますので、今回は、実際にこのサービスで10ヵ所以上宿泊してきた私の実体験を元にアドバイスを含めて記事を書いていきたいと思います。
さっそく見ていきましょう!
目次
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そもそもCouch surfingってなに?
先ほどざっくりお話ししたように、大きく言えば人の家に泊まったり、逆に人を家に泊めることのできる基本的には無料のサービスです。
実際に泊まる家によっては名前の通りソファやソファベッドなどで寝るところもあります。人の家のリビングで寝る、とてもおもしろい経験ですね。
まず登録からのお話になりますが、アカウント作成の上で個人情報の設定をします。
名前や年齢などの基本的な情報の他、話せる言語や行ったことのある国、自分の性格や興味のあることなどたくさんの情報を書いていきます。
必須と言うことではありませんが、無料のツールですので相手の信頼を得られるようにするためにも情報は細かく多く書くべきです。
また、人を泊められる、泊められる可能性がある、一緒に遊びにはいける、などステータスが設定できますので、もし自宅に泊められないという場合もあまり気にせず登録できます。
登録がおわりましたら宿泊の申請ができます。検索機能を使いその町のホストを探すことができます。いい条件の人がみつかればホストと連絡を取り合い、当日にホストの家に泊めさせてもらう、という流れになります。
人によっては子供に言語を教えてほしい、などという目的の人もいます。
Couch surfingのメリット
なんと言っても無料
一番のメリットは無料というところではないでしょうか。
無料ではありますが、皆さん本当にホスピタリティにあふれています。家にもよると思いますが、私が今まで泊めてもらってきた家はすべてシャワーも浴びることができましたし、家によっては朝ご飯まで出してくれるところまでありました。
細かい自己紹介
次にメリットとしてあげられるのは、自己紹介文が細かいので人となりがわかりやすいというところでしょうか。
自己紹介文は皆さんかなり力を入れています。何が好きで、何を学んでいて、自分はこういう性格で、どのようなキャリアを積んで今の職に就いたか、などかなりパーソナルな部分がプロフィールからわかります。
また、泊まる場所は市内から近いか、動物は飼っているか、同日の宿泊申請はできるかどうかなど様々な情報が入っているので、申請前にたくさんの情報から連絡するかどうかの見極めができるとおもいます。
ローカルな異文化交流ができる
またCouch surfingの醍醐味として異文化交流があげられます。今まで行った国の話や、バックグラウンドなどお互いの経験をシェアすることで旅が一層濃い物になるでしょう。
日本にいると気づきにくいですが、海外の方は非常に日本の文化や習慣に興味を持っています。折り紙を教えてあげたり、日本の写真を見せてあげるなど、たくさん交流して日本の文化を広めてあげられると喜んでもらえるでしょう。
レビュー機能
もちろんレビュー機能もありますので、今まで受け入れてきたサーファーたちの生の声をきくことができます。これによって安全に旅行ができるでしょう。
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デメリットと注意点
使い始めは不利
使い始めはレビューがないため受け入れられにくいということがまず一つ目です。
登録完了後さあ始めるぞと思っても、レビューがないという理由でホストからの信頼が得られず、受け入れてもらえないと言うことがあります。私は最初に何度か断られた上に、レビューがないから信じられない、とダイレクトに言われました。ホストの気持ちはよくわかります。赤の他人を自分の家に泊めるわけですから、ホストからしてみるとかなりリスクは高いですよね。
ですので私の場合は、一緒に旅行していた友達のアカウントで泊めてもらい、ホストから私のアカウントにもレビューをもらうことで、次回から自分のアカウントを使うことができました。
初めのレビューをもらうまでは大変ですが、頑張ってみましょう。
連絡が取りにくい
二つ目のデメリットとしては、他の有料のツールに比べてホストと連絡が取りにくいと言うことです。
有料のAirbnbやホステルでしたら向こうも商売ですのですぐに連絡が取れると思いますが、無料のツールと言うことでホストと連絡が取れる可能性はそんなに高くありません。
アメリカでの私の例を挙げると、一つの町に行く際だいたい6~8件ほどリクエストを送っていましたが、その中から返事がくるのがだいたい3~4件ほど、宿泊を受け入れてくれるのがその中で1件あるかないか、という感じでした。
ちなみに無料で1日に連絡の取れるメールの上限もありますので、なかなか難しいです。
宿泊者のリスク
三つ目のデメリットが、しっかり見極めないと危険な目に遭う可能性があることです。
2009年にこのCouch surfingを使って宿泊した香港人の女性が宿泊先でレイプにあってしまったという事件があります。
このような危険な目に遭わないためにもプロフィールやレビューは必ず隅々まで見ることをおすすめします。立地や条件がいいからと言ってレビューなどをあまり見ずに申請してしまうのは大変危険です。
最低5件以上のいいレビューがあるホストで、男女ともに受け入れているところを探し、よく自分の目で見極めた上で申請するといいでしょう。
私も一人で男性宅に泊まったこともありましたが、ここをしっかりしていたので何事もなく素晴らしいホストに出会うことができました。私の人生に大きな影響を与えた出会いでもありましたので、一概に男性宅に女性一人で宿泊するのはやめた方がいいというわけではないと思います。あくまでもリサーチはしっかりと言うことです。
また、男女のカップルだから大丈夫、というわけでもありません。
このホストから聞いた話ですが、以前受け入れたサーファーカップルが、別なCouch surfingのホストの家に泊まった際、ホストが女性のみを寝室に連れて行こうとしてそのカップルはその家から逃げ出したことがあると聞きました。このホストもレビューは必ずよくチェックするべきだと話していました。
気をつけなければいけない注意点
それから注意点としては、無料のホステルではないと言うことは頭に入れておくようにと言うことです。さきほどプロフィールはしっかり見るようにとお話ししましたが、危険かどうかという判断以外によく見た方がいい理由があります。
なぜならホストの中には最後までプロフィールを見たかどうか確認のために、「連絡をしてくる際にはこの言葉を入れて送ってきてください。」などと最後に書いている人もいるからです。
異文化交流などが目的のホストにとってただの無料宿泊施設として利用されることほど悲しいことはありません。なので彼らも異文化交流を目的としているサーファーを受け入れるために、よくプロフィールを読んで、自分のことを理解した上で連絡をくれるサーファーを求めています。ホストによっては、
という文言を入れている方もいます。
相手の性格はプロフィールからつかむことができますし、到着後の話のネタにもなりますので、かならず頭に入れておくことにしましょう。
Couch surfingの面白い出会い
アメリカのフェニックスで泊まった女性一人暮らしの家です。この家には、同じくサーファーとして男女のヒッピーコンビが泊まっていました。1人暮らしのホストのアパートに、そのコンビと私たち2人、合計5人が集まるなんとも不思議な会になりました。このように他にサーファーがいる場合もあります。
サーファーの二人の見た目はゴリゴリのヒッピー。男性の15cmくらいある髪の毛はすべて重力に逆らった方向に向いている、また女性はタトゥーだらけすごく派手。道で見かけたら絶対に目を合わせられないようなタイプでした。しかし話してみると愛にあふれた人たちで、口癖は “I love that!!” みんなでカードゲームをして楽しい時間を過ごしました。このような普段絶対に関わることのない人と関われるのがCouch surfingの魅力でもあります。
着いてみると別世界。台の上で順番に踊る女性たちが、上半身につけている服をすべて脱ぎだし、上半身裸でバーに絡まる。周りの男性陣はその女性の下着にお金を挟める。初めて見る光景に少し戸惑いましたが、新しくおもしろい経験ができました。なによりそれまでいいイメージのなかったストリップというものが、そのヒッピーの子がプロ精神を持ってそれをやっていたのを見て、彼女にとっては生きる方法なんだとイメージが変わり、とても刺激を受けました。
自分の性格からしてチャンスがなければこのような体験は一生できなかったと思います。
Couch surfing を通してこのような経験ができたのはとてもラッキーだったと思っています。
最後に
いかがでしたか?
人と出会って、たくさん新しいことを経験し、刺激を受ける。Couch surfingはこの後押しもしてくれるサービスだと思います。
もちろん使う場合は注意点についてよく確認した上で見極めて使わないといけませんが、現地の人とふれあい、旅をもっと充実した物にするために使える素晴らしいサービスです。今回あげた注意点をよく確認し、新しい一歩を踏み出してみてください。