【テンプレートあり】カバーレターとレジュメ徹底解説!!
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こんにちは、ワーキングホリデービザでバンクーバーに滞在中のAnaです!
この記事では、海外での就職活動に欠かせない英文履歴書(レジュメ)とカバーレターの書き方を解説していきます。
2020年4月上旬現在、コロナウイルスの影響で、カナダでは大学や語学学校が休校になったり、職場がクローズしてしまったり…日本ではカナダ渡航の予定を延期せざるを得なくなった方もいらっしゃると思います。
多くの方は状況が改善次第、カナダでの就職活動をすることになるでしょう。
日本語でも履歴書をしっかり作りこもうと思ったら、かなりの時間がかかりますよね。
これが英文となると尚更、どこから手を付けたらいいかわからないという方もいるはずです。
筆者はバンクーバー渡航前にレジュメを完成させ、求人に応募し始めました。その結果、渡航後2週間でオフィスワークの仕事に内定をいただきました。
レジュメの準備は早く始めて損をすることはありません。
時間に余裕のある今こそ、納得のいくレジュメを作成して、カナダでの就職活動に備えましょう!
目次
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レジュメ作成の前に
まずは実際に書き始める前に、いくつかポイントを押さえておきましょう。
日本の履歴書との違い
日本で履歴書を作成する場合は、コンビニなどで売られている用紙を購入し、手書きで記入する方がほとんどだと思いますが、カナダの就職活動で使用するレジュメは大きく異なります。
さまざまな違いがありますが、そのうち特に目立ったものを3つほどご紹介します。
手書きはNG!PCで作成すること
レジュメは必ずWordなどを用いてPCで作成しましょう。
日本では手書きが良しとされますが、カナダでは厳禁です。
フォーマットは決まっていない
自分で好きなフォーマットを選ぶことができます。
ネット上には数えきれないほどのテンプレートがあるので、ご自身の職歴やスキル、アピールしたいポイントに合ったものや気に入ったデザインのものを使用しましょう。
写真や性別は不要
日本では必須とされる項目ですが、カナダでは人を外見や性別などで判断することはありません。
また、宗教や国籍など、差別につながるプライベートな内容を書く必要もないです。
ただ、一部の企業では写真を添付するよう指示される場合もあります。その場合は、求人情報に記載されている指示に従ってください。
レジュメ作成時に注意すること
レジュメの作成に取り掛かる前に、基本的な事項を確認しておきましょう。
下記のポイントに気を付けて文章を作成するだけで、きちんとした印象を与えることができますよ!
動詞・形容詞から文章を始める
レジュメはシンプルに分かりやすく記載することが大切です。
そのため、一人称(Iなど)やbe動詞は省略し、動詞、もしくは形容詞から書き始めます。
例:
× I am able to lift up to 50 lbs.
〇 Able to lift up to 50 lbs.
(訳:およそ20kgまでの物を持ち上げることができます)
フォントの種類、大きさにも注意
Times New RomanやArialなどの一般的なフォントを使用するのが無難です。
文字サイズについても、見出しは12~14ポイント、その他の本文は10~12ポイントが標準となります。印刷した場合でも読みやすい大きさに設定しましょう。
とにかく簡潔に!
応募する職種に関連のない実績や業務内容は省いても問題ありません。
極力A4 1枚に収まる文字量にまとめるのがベターです。
レジュメの書き方(一例)
では、早速レジュメを作成していきましょう!
さまざまなサイトでテンプレートが配布されていますので、好きなものをダウンロードして、必要に応じて項目を追加・変更するのがもっとも簡単です。
下記の5項目さえ含まれていれば基本的には問題ありません。
応募先からその他の情報が指定されている場合は、それも追加するようにしましょう。
- Contact Information(連絡先)
- Career Objective(志望動機)
- Summary(概要)
- Work Experience(職歴)
- Education(学歴)
(ビザの期限や働ける曜日などを記載するよう指定される場合があります。)
Contact Information(連絡先)
名前、住所、電話番号、メールアドレスは、忘れず記載してください。
連絡先のアドレスは名前と苗字を組み合わせたものなど、就職活動用のものを用意するのがおすすめです。
Career Objective(志望動機)
希望職種を簡単に1文でまとめましょう。
自身の経験やスキルと絡めることができるとベストです。
その際、「希望職種名 objective」などで検索をかけて、自分に合った表現を調べると書きやすいと思います。
例:Seeking a server position where I can utilize my excellent communication skill.
(訳:私のコミュニケーション能力を生かせる、サーバーの職を希望します)
Summary(概要)
アピールしたい経歴や資格を簡潔に箇条書きします。
社会人として働いていた方やアルバイト経験のある方は、過去にどのような業界、職種を何年経験したかを記載するとよいでしょう。
職歴がない方は、学校の専攻や自身の性格についてアピールしても問題ありません。
こちらも書きたい内容に合わせて、英語で例文を検索するのがおすすめです。
例1:Ability to work independently and in a team environment
(訳:自主的に働くことも、チーム環境で働くこともできます)
例2:Over 1 year of barista experience in Japan
(日本で1年以上バリスタとして働いた経験があります)
Work Experience(職歴)
職歴と業務内容を最新のものから順番に記載していきます。
ここにはアルバイトやボランティアも含めて大丈夫です。
特に応募職種に関連するものは、積極的にアピールするようにしましょう。
Education(学歴)
最終学歴のみを記載すれば問題ありません。
学校名と所在地(Tokyo, Japanなど)、専攻、在学期間を書きます。
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レジュメのサンプル
筆者が実際にカナダで職探しをする際に使用したテンプレートです。(内容はサンプルとして架空の内容を記載しています)
一人ひとりアピールしたい点は異なると思いますので、ご参考までに!
カバーレターが必要なケース
カバーレターは添え状のようなもので、レジュメには書ききれなかった詳しい志望動機や自己PRを盛り込みます。
レジュメに加えてカバーレターも作成するのは骨が折れますが、熱意やスキルをアピールする絶好のチャンスです!
応募先に直接レジュメを落としに行く際は不要と言われていますが、メールで応募する際にはレジュメと合わせて送ることをおすすめします。特にカバーレターを送るよう指定されていない場合は、メール本文をカバーレター代わりにする形でも大丈夫でしょう。
バンクーバーをはじめとするカナダの都市での職探しはとにかく倍率が高いです。
レジュメと併せてカバーレターを準備して、他の応募者との差別化を図りましょう!
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カバーレターの参考に!
筆者は応募先に合わせてカバーレターを毎回作成し、自分がどのような経験やスキルを持っているか、いかにそのポジションに適任かを具体的にアピ―ルするようにしていました。
カバーレターは希望職種、これまでの職歴・学歴などによって内容がひとりひとり全く異なってくるものなので、レジュメのようなテンプレートはありません。
筆者が実際に使用した文面も個人的な情報が多く、サンプルをこちらに掲載することはできないのですが、参考になるサイトをいくつか紹介いたします。
ResumeGenuis
レジュメ作成に役立つサイトですが、カバーレターの例も分かりやすく充実しています。
一般的なカバーレターから、クリエイティブ職向けやエントリーレベル向けのものなど、全8種類の例が掲載されています。
https://resumegenius.com/cover-letter-examples
Indeed
求人サイトの定番「Indeed」では、さまざまな職種ごとにカバーレター例が紹介されています。
Cashier、Dishwasher、Serverなど、ワーキングホリデーでおなじみの仕事もありますよ。
https://www.indeed.com/career-advice/cover-letter-samples
その他にも「cover letter example」と検索するとたくさんの例が見つかりますので、いろいろなサイトを参考にしながらオリジナルのカバーレターを作ってみてください!
レジュメ作成時に参考になるサイト&アプリ
ご参考までに、レジュメやカバーレターを作成する際に役立つサイトやアプリをご紹介します!
Canva
さまざまなテンプレートを無料で提供しているサイトで、レジュメの型も豊富にあります。
Word等のスキルがなくても見栄えのよいレジュメを手軽に作成できますよ。
Hello Talk
ご存じの方も多いかもしれませんが、世界中の人と言語交換ができるアプリです。
うまく活用すれば、作成したレジュメを添削してもらったり、言いたいことを英語に訳してもらったりすることもできます!
レジュメを見てもらう際は、個人を特定できるような情報は記号に置き換えるなどしてください。
まとめ
今回はレジュメとカバーレターの書き方をご紹介しました。
どちらも人によって個性が出るものですので、この記事だけでなく、いろいろなサイトを参考にするのがおすすめです!日本語だけでなく英語で調べると、レジュメ作成に役立つ表現をたくさん学ぶことができますよ。
そして、レジュメとカバーレターが完成したら、ぜひネイティブスピーカーに内容を確認してもらってください。英語を添削してもらうことはもちろんですが、客観的にアドバイスをもらうことで、内容自体に磨きをかけられるとベストです。